自伐型林業大学校

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2023年4月18日開校【自伐型林業大学校】

主催:一般社団法人 ふくい自伐型林業協会
運営:一般社団法人 ふくい美山きときとき隊
 
校長:宮田香司
 
過疎集落の裏山整備ができる「小さな山守り業」の知識やスキル、そして経営までを目的に合わせて学べる学校を創設します。
 
大きな学校ではありません。
開校時は、校舎もありません。
 
山守りの基礎基本を学びながら、
みんなで育てる学校にしていくことも理念にします。
 
里地里山の小さな集落は、過疎と言われ、消滅すると言われる現代社会です。
 
そんな里地里山にある集落の切り札と言われている「自伐型林業」を学んでいただけます。
 
学ぶ入口は小さくとも、山に対する想いや地域を維持する知恵、そして未来へ受け継ぐ山守りの知識や技術を身につけていただきます。
 
自伐型林業が林業界を花形産業にする為の学校でもあります。
 
エネルギーや食の自給もできない国は、いずれ滅びます。
当たり前のことを、当たり前にできる力を養う学校にも発展させていきます。
 
学び・育ち・自立する。
そして次につなげる。
 
山守業から、持続できる豊かな社会を創造していく学校です。
 
18歳以上で、性別、在住地を問わず健康な方であれば、受講することができます。
(普通自動車の運転免許は必須)
 
受講にかかる基本的な費用は、行政の支援を受け、全額補填されます。
(福井県と福井市の森林環境譲与税の活用)
 
ただし、入校の人数に制限があるため、簡単なアンケートによる受講審査があります。
 
【ワンシーズン3クール程度実施するカリキュラム】
2023年度 第1期生 最大30名(3クール合計)を募集します。
(日程違いの1クール最小5名〜最大10名程度)
 
 
カリキュラムは、単位制での受講が可能で、年度またぎでも3年以内であれば継続的な受講ができます。仕事や生活に合わせた選択ができます。
 
基礎的な学びは春に、秋頃スキルアップ、または次年度で、スキルアップなど、
1年で3クールあるシステムを活用いただきます。
 
ただし、1クールの最低カリキュラムは連続受講できるように調整願います。
 
詳細は、年間プログラムをご確認下さい。
申し込みの受付は、下記フォームよりお申込み下さい。
https://forms.gle/o7w7duKUwC5XdpQ57


「自伐型林業」について

自伐型林業(じばつがたりんぎょう)とは、採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営です。参入障壁が非常に低く、幅広い就労を実現します。
今、国土の7割を占める山林を活用する「地方創生の鍵」として期待され、全国各地で広がっています。
 
中山間地域再生の切り札、採算性と環境保全性を高い次元で両立する林業であり、これまで推進されてきた「所有と施業を分離した、森林組合や業者に施業を委託する施業委託型林業」と異なり「小規模の限られた森林の永続管理とその森林から持続的に収入を得ていく林業」のことです。
 
自伐型林業大学校を開校する福井県は、林業県でもあります。
 

《福井県の林業の歴史》

福井県の林業の歴史は古く、約1,200年前の奈良時代には既に山林の開発が行われていました。その後、鎌倉時代には禅宗寺院の増加に伴い、禅寺が山林を開発することが盛んになりました。江戸時代には、福井県は加賀藩(現在の石川県・富山県・福井県一帯)の一部として統治され、藩主の政策によって林業が発展しました。
 
明治時代には、国家主導での近代化政策が進められ、福井県でも森林保護区域の設定や森林の育成・整備が行われました。戦後の復興期には、森林整備事業が推進され、森林の再生・育成が進められました。
 
現在の福井県の林業は、主に山村地域で行われており、杉やヒノキなどの針葉樹、落葉樹が生産されています。また、県内の山々は豊富な渓流を持ち、ヤマメやイワナなどの川魚も豊富で、森林資源の保全や伐採による収益など、多様な役割を果たしています。
 
 

《自伐型林業大学校のカリキュラム》

【基礎スキルから経営法を習得】
地域森林山村の維持管理を目的として持続可能な山林保全を推進し、山林管理の担い手になる知識、技術の習得をします。
環境配慮型の持続可能な森林経営を学び、実践スキルを磨くカリキュラムです。

■自伐型林業基礎スタートアップコース(基礎知識・技術力編) 9日間

・開校式 基礎知識講習(山林視察含む)
・基礎技術研修(チェーンソー・刈払機安全講習)
・基礎技術研修(小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育)作業道づくり
・自伐型林業に必要な経営(経営・個別相談)【他コース受講の確認】

※福井や他のエリアで、自伐型林業での上記講習をクリアしている方は、スキルアップ講習からの受講も可能ですが、基礎講習を再受講いただきスキル確認をいただくこともできます。
 

■自伐型林業技能スキルアップコース(技能アップ編) 16日間

  受講資格:自伐型林業基礎スタートアップコース(基礎知識・技術力編)を修了の方
・自伐型林業スキルアップ知識講習(持続可能な山林経営の魅力と知識)
・作業道整備基礎研修(自伐型林業最大の魅力)
・山林作業基礎スキル確認(準備資機材・資機材メンテナンス・年間施業など基礎知識)
・作業道整備スキルアップ
・チェーンソー作業スキルアップ(選木・伐採)
・刈払機スキルアップ(除伐)
・林内作業車施業スキルアップ(枝払い・造材・搬出)
・自伐型林業に必要な経営(経営・個別相談)

 

■自伐型林業独立経営スキル習得コース(独立編) 18日間

  受講資格:自伐型林業技能スキルアップコースを修了の方
・チーム施業法・編成・テーマづくり
・山林施業スキルアップ(テーマ別・2〜3人での施業)
・山林調査、GPS測量、システム利用研修など
・自伐型林業運営計画づくり(資金繰り・山林確保・補助金確保)
・独立準備(個別対応)・活動団体(個人・団体など)設立準備など相談会
・初期研修の見学など、おさらい(指導者補助的参加にて、視点を変えた学習)
・指導育成を目指す研修(希望者のみ)

 

■自伐型林業カレッジ卒業試験 4日間

・作業道スキル修了試験
・その他施業スキル修了試験(チーム作業含む)           

 

■自伐型林業卒業セレモニー          1日間

・研修成果発表・卒業セレモニー 
(プレゼンテーション資料作成を個人もしくはチームで作り今後の活動に活かす)


2023年度は、自伐型林業大学校にて、上記の内容を学べます。
今後、講師育成コースなども視野に計画をしております。

■森林技能・指導者養成コース(講師育成編)

・自伐型林業は、全国的な広がり、SDGsの観点からも人材育成が必要となります。
2024年度以降にて、卒業生対象に現場経験を高め、更に後輩育成に関心をもって
いただける方に、技術やスキルを伝える指導者養成コースを構築していきます。
また、企業連携や新サービス、その他卒業生の夢やロマンを形にしていける大学校
に、進化させていきたいと考えております。
 

 





上記内容をPDFでダウンロードできます。
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詳細は、年間プログラムをご確認下さい。
申し込みの受付は、下記フォームよりお申込み下さい。
https://forms.gle/o7w7duKUwC5XdpQ57

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090−1316−1634(担当:宮田)